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妙順寺(みょうじゅんじ)の歴史
妙順寺は室町時代に開かれた浄土真宗本願寺派の寺です。
本願寺第8世蓮如(れんにょ)が布教のため三ツ松の地を訪れたとき、南兵衛太郎が仏法に帰依し、「道円」という法名を授けられました。
道円は蓮如の弟子になって、妙順寺を開いたといわれています。寺号は道円の母である尼妙順に由来すると伝えられています。
蓮如は、浄土真宗の教えを広めるために本尊として各地の寺院に六字名号(ろくじみょうごう)を与えました。妙順寺には蓮如の直筆とされる「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と書かれた六字名号が伝わっています。
花押(かおう、署名の代わりに使用される記号・符号)などはないものの筆跡は躍動感にあふれ、虎斑(とらふ)と呼ばれる文字のかすれがあり、他の寺院の蓮如直筆とされる所蔵品に共通した特徴があります。
妙順寺の六字名号は、この地域での浄土真宗の広まりや貝塚寺内の成立などを考えるうえで貴重な資料であることから、平成13年2月5日に貝塚市の文化財に指定されました。
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